人事
ハラスメント対策問題集
Q.
パワハラの前提となる「優越的な関係」について、正しい説明はどれか。
ポイント
「優越的な関係」は、役職の上下だけを意味するものではありません。知識・経験・人数など、相手が抵抗・拒絶しにくくなる力関係であれば、その向きは問われません。だからこそ、同僚間や部下から上司への言動でもパワハラは成立しうる、という広がりを理解しておくことが大切です。
ワンポイントアドバイス
「自分は部下の立場だから、パワハラの加害者になることはない」と思い込まないようにしましょう。たとえば、集団で先輩や上司を無視したり、数を頼んで追い詰めたりするような言動も、優越的な関係を背景としたパワハラになりえます。立場が下だからと油断せず、自分の言動が誰かを追い込んでいないか、ふだんから意識してみてください。
解説詳細
正解はCです。「優越的な関係」とは、役職の上下関係だけを指すのではありません。専門知識や経験の差、あるいは集団(人数)による事実上の力関係なども、相手が抵抗や拒絶をしにくくなるという意味で「優越的な関係」に含まれます。そのため、同僚どうしの間や、部下が集団で上司に対して行う言動であっても、パワハラが成立しうるのです。Aの「上司から部下に対してのみ」、Bの「正社員から非正規社員に対してのみ」、Dの「同じ部署では成立しない」は、いずれも成立する範囲を狭くとらえすぎた誤りです。力関係の向きは、役職だけで決まるわけではない、という点を押さえましょう。