人事
ハラスメント対策問題集
Q.
「相手がはっきり拒否しなかったからセクハラではない」という考え方について、正しい説明はどれか。
ポイント
「拒否しなかった=同意・OK」ではありません。被害者は立場や人間関係を考えて、その場では言い出せないことが多いからです。明示的な拒否がなかったとしても、就業環境が害されていればセクハラは成立しうる――この点を、判断の前提として押さえておきましょう。
ワンポイントアドバイス
相手の沈黙や愛想笑いを、「OKのサイン」と受け取らないようにしましょう。本心では困っていても、その場では笑ってやり過ごしているだけかもしれません。相手の反応を都合よく解釈するより、そもそも性的な話題には踏み込まない方が安全です。「嫌がっていないように見える」ではなく、「業務に不要なら言わない」を基準にすると安心です。
解説詳細
正解はCです。ハラスメントの被害を受けた人は、人間関係の悪化を恐れたり、自分の立場を心配したりして、その場で明示的に拒否できないことが少なくありません。そのため、はっきりとした拒否がなかったとしても、就業環境が害されていればセクハラになりえます(C)。Aの「一度笑顔を見せれば以後すべて同意」、Bの「拒否しない限り何を言っても問題ない」、Dの「拒否がなければ後から問題にできない」は、いずれも被害者が声を上げにくいという実態を無視した誤りです。「拒否がなかった=同意」とは限らない、という点を正しく理解しておきましょう。