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資金繰り・資金調達問題集
Q.
銀行融資の「短期借入」と「長期借入」の使い分けについて、最も適切な考え方はどれか。
解説まとめ
正解はBです。借入は「資金を使う期間」と「返済する期間」を合わせるのが原則で、一時的な運転資金の穴埋めには短期借入、設備投資のように長期間かけて回収する資金には長期借入を使います。短期で回収する資金を長期で借りると利息がかさみ、長期で回収する資金を短期で借りると返済が先に来て資金繰りを圧迫します。
ポイント
鍵は「資金の使途(回収にかかる期間)と借入期間を一致させる」という対応関係です。設備投資は回収に何年もかかるので長期、季節的な仕入増などは数か月で解消するので短期、と性質に合わせます。期間のミスマッチが資金繰り悪化の典型的な原因です。
ワンポイントアドバイス
借入を起こすときは「この資金は何年で回収できるか」を先に見積もり、その期間に近い返済期間を選びましょう。設備資金を短期で借りて毎月の返済が重くなっているケースは、長期への借り換えで資金繰りが改善することがあります。借入の中身を一度棚卸ししてみる価値があります。
解説詳細
なぜBが正解か
資金調達では、資金の回収期間と借入の返済期間を対応させることが原則です。一時的・季節的な運転資金は短期間で解消するため短期借入が適し、設備投資のように長期にわたって効果を生み資金を回収する用途には長期借入が適します。Bはこの対応関係を正しく述べているため正解です。
他の選択肢が誤りである理由
Aは短期と長期の用途を逆に当てており、設備資金を短期で借りれば返済が回収に先行して資金繰りが苦しくなります。Cの「すべて短期で借りて毎月借り換える」は、借り換えが滞ると一気に資金繰りが破綻するため安全とはいえません。Dの「使途と無関係に金利だけで決める」は、期間ミスマッチのリスクを無視しており、金利の安さだけでは適切な借入にはなりません。