経営
5フォース分析問題集
Q.
既存企業間の敵対関係を強める(競争を激しくする)要因として最も適切なものはどれか。
ポイント
低成長×高固定費×差別化が乏しい、という組み合わせのときに敵対は激化します。この三つが揃うと、各社は価格競争に陥りやすくなります。逆に、どれかが緩むと競争の圧力も下がる、と覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
自社の業界が低成長でコモディティ化していると感じたら、安売り合戦を当然の前提とせず、いったん疑ってみましょう。用途を絞り込む、サービスを付加するなど、新しい差別化軸を作れれば、消耗する価格競争から距離を置けます。
解説詳細
正解はCです。敵対関係は、業界が低成長でシェアを奪い合わざるを得ない、固定費が高く稼働を維持するために値引きしやすい、製品差別化が乏しくコモディティ化している、といった条件のときに激化します。これらが重なると、各社は価格でぶつかり合いやすくなります。Aの「高成長で奪い合わなくてよい」は、各社が伸びしろを取れるため敵対は弱まります。Bの「差別化が大きく価格以外で選ばれる」も、価格競争になりにくいため敵対は弱まります。Dの「競合が実質いない」も、争う相手がいないので敵対は弱まります。いずれも競争を和らげる方向の条件です。