Q.
貸借対照表の「純資産」が表すものとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。純資産は、資産から負債を差し引いた残り、すなわち返済義務のない正味の財産(自己資本)です。株主が出資した元手や、これまで会社が蓄えてきた利益などで構成されます。借入金や買掛金は返済義務のある負債であり、純資産ではありません。「資産−負債=純資産」と押さえます。
ポイント
純資産は会社の体力そのものを示す自己資本です。負債が他人から借りた返すべきお金であるのに対し、純資産は返さなくてよい元手であり、多いほど財務は安定します。資産から負債を引いた残りが純資産、という関係でとらえることが核心です。
ワンポイントアドバイス
BSを見るときは、右側を「負債(返すお金)」と「純資産(返さないお金)」に分けて読んでみましょう。返済義務の有無で区別すると、会社の安全性が直感的につかめます。純資産が薄い会社は他人資本に依存していると判断するのが効果的です。
解説詳細
純資産は返済不要の正味財産
純資産は、資産総額から負債総額を差し引いて残る正味の財産で、自己資本とも呼ばれます。主な中身は、株主の出資(資本金など)と、過去の利益の蓄積(利益剰余金)です。返済義務がないため、会社が自由に使える土台となり、財務の安定性を支えます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bの借入金やCの買掛金は、いずれ返済・支払いが必要な負債であり、純資産には含まれません。Dの売上高は、一定期間の成績を表す損益計算書(PL)の項目であって、一時点の残高を示すBSの純資産とは別物です。返済義務の有無と、時点・期間の違いに注意します。