Q.
貸借対照表で資産や負債を「流動」と「固定」に区分する一般的な基準(ワンイヤールール)として正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。流動と固定の区分は、原則として1年以内に現金化または支払期限が到来するかどうか(ワンイヤールール)で分けます。1年以内なら流動、1年を超えるなら固定です。金額の大小や形の有無、取得時期の新旧は区分の基準ではありません。回収・支払いの時間軸で分けるのが基本です。
ポイント
流動・固定の分かれ目は「1年」という時間軸です。流動資産は早く現金になる項目、固定資産は長く使う項目、という整理で読みます。短期の支払能力を見る流動比率などの指標も、この区分を前提にしているため、まず1年基準を押さえることが重要です。
ワンポイントアドバイス
BSを読むときは、流動の欄と固定の欄を分けて眺め、「これは1年以内に動くお金か」と問いかけてみましょう。時間軸で分類する感覚がつくと、会社の短期と長期の体力を別々に評価できます。流動と固定を線で区切って見るのが効果的です。
解説詳細
ワンイヤールールの考え方
資産・負債を流動と固定に分けるのは、会社の支払能力を短期と長期に分けて見るためです。基準となるのは「1年以内に現金化・支払期限が来るか」という時間軸で、これをワンイヤールールと呼びます。現金や売掛金は流動資産、建物や機械は固定資産に区分されます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの金額の大小は、重要性の判断には関わっても流動・固定の区分基準ではありません。Bの形の有無は、有形・無形固定資産という別の分類軸であり流動・固定の境界ではありません。Cの取得時期の新旧も区分には無関係です。区分の軸はあくまで現金化・支払いまでの時間です。