Q.
自己資本比率(純資産 ÷ 総資産)が高い会社について、一般的にいえることはどれか。
解説まとめ
正解はBです。自己資本比率は、総資産のうち返済不要の純資産(自己資本)が占める割合で、高いほど他人資本への依存が小さく、財務の安全性が高いと評価されます。借入依存が大きいのはむしろ比率が低い会社です。売上の増加や現金保有量を直接保証する指標ではありません。
ポイント
自己資本比率は「会社の元手のうち、自前のお金がどれだけあるか」を測る安全性の指標です。分子は純資産、分母は総資産です。比率が高いほど、借金に頼らず事業を支えていることを意味し、不況時の耐久力が高いと読みます。安全性の代表指標として押さえます。
ワンポイントアドバイス
財務の安全性を見たいときは、自己資本比率を最初に確認してみましょう。同業他社や過去の自社と比べると、借入依存の度合いの変化が見えます。比率が下がり続けているなら、調達構造を点検する合図ととらえるのが効果的です。
解説詳細
自己資本比率が測るもの
自己資本比率は、純資産を総資産で割って求める安全性指標です。総資産という会社の財産全体のうち、返済しなくてよい自己資本がどれだけの割合を占めるかを示します。割合が大きいほど、外部からの借入に頼らず自前の元手で事業を回していることになり、財務基盤が安定していると評価されます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aは比率が「低い」会社の説明であり、高い会社の特徴とは逆です。Cの売上高の増減は、期間の成績を表すPLの話で、自己資本比率からは直接わかりません。Dの現金保有量も、純資産には現金以外の資産の蓄積も含まれるため、比率の高さが現金の多さを必ず保証するわけではありません。