コミュニケーション
ファシリテーション問題集
Q.
意思決定で「多数決」を使うことの限界として最も適切なものはどれか。
ポイント
多数決は速い一方で、「納得」までは保証してくれません。少数派の懸念が解消されないまま残ると、決めたはずなのに実行が進まない、という事態が起こり得ます。決まる速さと、実行の進みやすさは別物だと意識しましょう。
ワンポイントアドバイス
多数決で決める前に、少数側の懸念を一度きちんと聞いて記録しておくと効果的です。そのうえで、決定後の進め方にその懸念を反映できないか確認してみましょう。負けた側の声を拾っておくだけで、決定後の協力が得られやすくなります。
解説詳細
正解はCです。多数決は手早く結論を出せる反面、少数意見が切り捨てられやすく、敗れた側の納得や、決定後の実行への協力(コミット)が弱くなりがちだという限界があります。Aは誤りで、多数決はそもそも全員一致を必要としません。Bも誤りで、票はきちんと集計できます。Dも誤りで、人数が偶数でも、同数になったときのルールを決めておけば運用できます。多数決の本当の弱点は、勝ち負けが生む納得感のばらつきにあります。