数字
データドリブン思考問題集
Q.
「生存者バイアス」に最も当てはまる例はどれか。
ポイント
「残ったもの」だけを見て結論を出すと、消えていった失敗例を見落としてしまう、これが生存者バイアスです。成功例の共通点が目に入りやすいぶん、同じことをして失敗した例が視界から外れていないか、という視点が核心になります。
ワンポイントアドバイス
成功事例の共通点を語る前に、「同じことをして失敗した例はないか」を必ず探してみましょう。失敗例にも同じ共通点があるなら、それは成功の要因とは言えません。失敗側のデータが見当たらないときは、主張を断定せず保留しておくのが賢明です。
解説詳細
正解はBです。生存者バイアスとは、残った(成功した)対象だけを見て、脱落した(失敗した)対象を見落としてしまう誤りです。成功して残った企業だけを調べて共通点を語っても、もし同じ習慣を持つ失敗企業も同じくらい多ければ、その共通点は成功の要因とは言えません。Aの「誘導的な質問で回答が偏った」は、聞き方による別のバイアスです。Cの「短い期間のデータで季節変動を見落とした」は、期間の偏りに関する別の問題です。Dの「平均だけ見てばらつきを見落とした」も、散らばりの見落としという別の論点で、生存者バイアスとは異なります。