数字
データ分析入門問題集
Q.
「朝食を食べる社員ほど成績が良い」というデータがあった。この相関を因果と決めつける前に疑うべき「第3の要因」の例として最も適切なものはどれか。
ポイント
相関を見たら、まず「両方に効く共通要因(交絡)」を探すのが大切です。原因を断定するのは、その共通要因を検討したあとにすべきことです。一見もっともらしい因果関係でも、背後に共通の要因が潜んでいないかを疑う、という習慣を持ちましょう。
ワンポイントアドバイス
「XするとYになる」と言いたくなったら、その前に、XとYの両方に効きそうな第3の要因を1つ挙げてみると効果的です。候補が挙がるうちは、まだ因果と断定しないようにしましょう。共通要因を探す一手間が、思い込みによる誤った結論を防いでくれます。
解説詳細
正解はAです。朝食と成績の両方に影響する共通の要因があると、「朝食が成績を上げている」という見かけの相関が生まれることがあります。たとえば、規則正しい生活リズムを持つ人は、朝食をとる傾向も強く、生活が整っていることで成績も上がりやすい、という具合です。このように両方に効く共通要因のことを交絡といいます。Bの「メニューが毎日同じ」、Cの「件数が偶数」、Dの「折れ線で描かれている」は、いずれも朝食と成績の両方に共通して影響する要因ではないため、第3の要因の例にはあたりません。