Q.
「この案に賛成しないなら、君は現状維持でいいと思っているんだろう」という迫り方に当てはまる論理の誤りはどれか。
ポイント
「賛成か、現状維持か」のように2択を突きつける言い方に出会ったら、本当はそこにあるはずの第三の選択肢が消されていないかを疑いましょう。二者択一に見える状況が、実は不当に作られたものではないかを確かめる、という構えが大切です。
ワンポイントアドバイス
「AかBか」と二択で迫られたときは、すぐにどちらかを選ぶ前に、「AでもBでもない第三の案はないか」を一度立ち止まって考えてみましょう。用意された2つの枠の外に目を向ける習慣がつくと、相手のペースで不利な選択を迫られる場面を減らせます。
解説詳細
正解はBです。この迫り方は、「この案に賛成」か「現状維持でよい」かの2択に相手を追い込んでいますが、実際には別の改善案を出すなど、他の立場もいくらでもあり得ます。本当はもっと選択肢があるのに不当に2つへ絞り込んでいる、二分法の誤りです。Aの後件肯定、Cの相関と因果の取り違え、Dの早まった一般化は、それぞれ別の構造の誤りであり、この迫り方には当てはまりません。