Q.
「アプリのレビュー欄に不満の投稿が10件並んでいる。だからこのアプリは利用者の大多数に嫌われている」という主張の弱点はどれか。
ポイント
声を上げた一部の人(書き込んだ人)は、利用者全体を代表しているとは限りません。とくに不満は表に出やすいものです。サンプルが母集団から偏っていないかを疑う、という視点を持っておきましょう。
ワンポイントアドバイス
口コミやアンケートの結果を見たら、全体の傾向を語り始める前に、「答えた人・書いた人は、全体のどんな層なのか、偏っていないか」を確認してみましょう。回答者の偏りに気づけるようになると、一部の目立つ声を全体の総意と取り違える失敗を避けられます。
解説詳細
正解はAです。そもそもレビューを書くのは利用者のうちの一部であり、とくに強い不満を持つ人ほど書き込みやすい傾向があります。その偏った一部の声を利用者全体の声と見なしてしまうのは、サンプルの偏りという弱点です。Bの二分法、Cの循環論法、Dの相関と因果の取り違えは、それぞれ別の誤りの型であり、この主張の構造には当てはまりません。声の大きさではなく、その声がどんな層から出ているかに注意が必要です。