Q.
次のうち「循環論法(論点先取)」に当たる主張はどれか。
ポイント
循環論法とは、結論と根拠が実は同じことを言い換えているだけの構造です。誰かが「なぜなら」と理由を述べたとき、その後ろが結論の単なる言い換えになっていないかを確認する、という見抜き方を覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
相手に「なぜそう言えるのですか」と理由をたずねたとき、返ってきた理由が結論の言い換えにすぎなかったら要注意です。そのときは、結論とは独立した別の根拠を改めて求めてみましょう。同じ主張を繰り返しているだけなのか、本当に支えになる事実があるのかを切り分けられます。
解説詳細
正解はCです。「この本は正しい、なぜなら正しいことだけを書いているから」という主張は、証明すべき結論(本が正しいこと)を、そのまま根拠の中に紛れ込ませてしまっており、循環論法にあたります。Aは支持者の多さに訴える論法、Bは反証が見つからないことを正しさの証拠にしてしまう無知に訴える論法、Dは反対した相手を攻撃して話をそらす論点ずらしです。いずれも誤りではありますが、循環論法とは別の種類の誤りです。