Q.
「新人のAさんが遅刻した。だから最近の新人はみんな時間にルーズだ」という主張に当てはまる論理の誤りはどれか。
ポイント
少数の事例や偏った事例から「みんな」「いつも」と全体を語ってしまうのが、早まった一般化です。こうした言い切りに出会ったら、根拠となっているサンプルの量と偏りを疑う、という構えを持ちましょう。
ワンポイントアドバイス
会話の中で「みんな」「いつも」「○○な人は」といった言い切りを聞いたら、「それは何件の事例から言っていることですか」と母数を確認してみましょう。たった一つや二つの例から全体を語っていないかをその場で確かめるだけで、雑な決めつけに引きずられずにすみます。
解説詳細
正解はBです。たった1人の遅刻という事例から「最近の新人はみんな」と全体を断定しているこの主張は、早まった一般化にあたります。Aの循環論法は、証明したい結論を根拠の中に紛れ込ませてしまう誤りです。Cの二分法の誤りは、白か黒かの2択に不当に追い込む誤りです。Dの後件肯定は、条件文の逆を断定してしまう誤りです。これらはいずれも、「少数の事例から全体を語る」というこの主張の構造とは異なる種類の誤りです。