Q.
「演繹」と「帰納」の違いの説明として最も適切なものはどれか。
ポイント
演繹は一般から個別へ必然的に導く推論、帰納は個別から一般へ確からしさで導く推論です。とくに帰納の結論は、新しい反例が一つ出てくるだけで覆りうる、という性質を覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
「いくつかの事例でうまくいった、だから常にうまくいく」という言い方は帰納であり、その結論はあくまで確からしさ止まりです。こう言い切りたくなったときほど、断定する前に反例がないかを一度探してみましょう。一つでも反例が見つかれば、言い切りを保留する判断ができます。
解説詳細
正解はAです。演繹は一般的な前提から個別の結論を必然的に導く推論で、帰納は個別の観察から一般的な結論を導く推論です。Bは、演繹と帰納の向きが逆になっており誤りです。Cの「数字を使うか言葉だけか」は、両者を区別する基準とは無関係です。Dも誤りで、帰納は前提となる観察が正しくても、結論が必ず正しいとは限りません。なぜなら、後から新たな反例が見つかれば、いったん導いた一般的な結論は覆りうるからです。この「結論の確からしさの違い」が、両者の大きな分かれ目です。