Q.
製造原価のうち「経費」の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。経費とは、材料費でも労務費でもない製造原価を指します。減価償却費・電力料・賃借料・外注加工賃などが代表例です。素材の消費は材料費、賃金は労務費、広告費は販売費なので、いずれも経費ではありません。
ポイント
この問題が問うのは、経費が「材料費・労務費の残り」として定義される点です。つまずきどころは、経費を“雑多な費用”と漠然と捉えてしまうことです。3費目のうち材料費でも労務費でもないものが経費、と消去法で押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
製造でかかる費用を分類するとき、まず材料費(モノ)と労務費(ヒト)に当てはまるかを確かめ、どちらでもなければ経費に振り分けてみましょう。この順番で消去法を使うと、経費の範囲を取り違えにくくなります。
解説詳細
経費の定義
経費は、材料費・労務費以外の製造原価です。設備の減価償却費、賃借料、保険料、修繕費、電力料・ガス代・水道料、外注加工賃、特許権使用料などが含まれます。モノでもヒトでもない消費が経費に集まる、という消去法的な位置づけが特徴です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bの素材として消費した物品はモノの消費で材料費です。Cの賃金や給料はヒトの消費で労務費です。Dの広告費は製品を売るための費用で販売費にあたり、製造原価である経費とは別です。材料費・労務費以外の製造原価を指すAが経費の正しい説明です。