数字
資金繰り・運転資金問題集
Q.
「仕入代金は仕入の翌月末に支払うが、売上代金は販売の3か月後に回収する」という取引条件がある。資金繰り上のリスクとして最も適切なものはどれか。
ポイント
「支払が先・回収が後」という取引は、その立替期間の分だけ資金が必要になります。資金繰りは利益とは別に、入金と出金の前後関係で決まる、という点が核心です。条件を見るときは、お金が出る日と入る日のどちらが先かに注目しましょう。
ワンポイントアドバイス
新規取引の条件を見るときは、支払日と回収日を時系列に並べて、立替期間が何日になるかを数えてみましょう。立替期間が長い案件ほど、受注する前に運転資金の手当てを決めておくのが効果的です。条件表を時間軸で書き直すだけで、リスクの大きさが一目でわかります。
解説詳細
正解はCです。この条件では、支払(仕入の翌月末)が回収(販売の3か月後)より先に来ます。すると、その差の期間は自社が代金を立て替えることになり、立替資金を別途用意しておかないと現金が不足してしまいます。Aの「回収が支払より先」は条件と逆で誤りです。Bの「影響は出ない」も、明らかに時間差があるため誤りです。Dの「利益が必ず減る」は、資金の話を損益の話にすり替えており、この条件自体が利益を減らすわけではないため誤りです。