ROASとCACの違いの説明として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。ROAS(広告費用対効果)は広告費に対して得られた売上の割合(売上÷広告費)で「効率の倍率」を、CACは1顧客あたりの獲得コストで「単価」を表します。見ている向きが逆です。Aは別物を同一視、CはROASとCACの定義を入れ替え、Dはどちらも解約率とする誤りです。
ポイント
ROASは「広告費に対して何倍の売上が立ったか」という倍率、CACは「1人を取るのにいくらかかったか」という単価です。倍率は大きいほど良く、単価は小さいほど良い、と評価の向きも逆になります。同じ広告効率の話でも、見ている量が違う点を区別しましょう。
ワンポイントアドバイス
広告の評価でROASとCACが両方出てきたら、「これは倍率か、単価か」を確認してから読みましょう。ROASが高くCACも高い、といった一見矛盾する状況も、客単価が高い商材なら両立します。指標の性質を押さえると、数字を立体的に読めます。
解説詳細
倍率(ROAS)と単価(CAC)
ROAS(Return On Ad Spend)は、広告費に対して得られた売上の割合(売上 ÷ 広告費)で、投じた広告費が何倍の売上を生んだかという効率の倍率を表します。値が大きいほど効率が良い指標です。一方CACは、1顧客を獲得するのにかかったコスト(コスト ÷ 顧客数)で、単価を表し、値が小さいほど効率が良い指標です。両者は「倍率か単価か」「大きいほど良いか小さいほど良いか」が逆になります。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aは「同じ式で呼び方が違うだけ」としていますが、ROASは売上÷広告費、CACはコスト÷顧客数で、分子・分母も意味も異なります。Cは「ROASがコスト、CACが売上割合」としていますが、これは両者の定義を完全に入れ替えており誤りです。Dは「どちらも解約率を表す」としていますが、解約率はチャーンの指標であり、ROASもCACも解約率とは無関係です。Bの「ROAS=広告費に対する売上の割合、CAC=1顧客あたりの獲得コスト」が正しい区別です。