コミュニケーション
傾聴・アサーション問題集
Q.
部下が悩みを話し始めた直後の関わりとして、傾聴の観点から最も適切なものはどれか。
ポイント
聴く前に助言をしない、というのが核心です。まず相手を受け止め、理解を確認してから、解決の話へ進みます。悩みを聞くとつい原因や解決策に飛びつきたくなりますが、その焦りこそがつまずきどころです。順番を守ることを意識しましょう。
ワンポイントアドバイス
相談を受けたら、いきなり関わり方を選ぶ前に、「アドバイスがほしいですか? それとも、まず聞いてほしいですか?」と最初に確認してみましょう。相手の求めているものがはっきりすると、的外れな助言で空回りすることが減り、本当に役立つ関わりができます。
解説詳細
正解はDです。十分に聴く前に評価や解決策を出してしまうと、相手は「受け止めてもらえた」という実感を持てません。まず最後まで聴き、要約で理解を確認してから次に進むDが、傾聴の観点では最も適切です。Aの原因追及は、聴くよりも先に「誰が悪かったか」の整理へ進んでしまっています。Bの自分の経験談も、相手の話を受け止める前に話題を自分へ移す関わりです。Cの解決策をその場で決めさせるのも、聴くより先に解決へ急ぐ行為で、いずれも「まず受け止める」という傾聴の順番を飛ばしています。