コミュニケーション
傾聴・アサーション問題集
Q.
相手の話を途中で遮って自分の話にすり替えることが傾聴に反する理由として最も適切なものはどれか。
ポイント
遮りの本当の害は、「相手が聴いてもらえた感を失う」ことにあります。話している間、その話の所有権は話している側にある、と考えましょう。自分の都合や会話のテンポではなく、相手の実感を基準に害を捉える、という点が肝心です。
ワンポイントアドバイス
言いたいことが頭に浮かんでも、相手の文が終わるまではぐっと待ちましょう。どうしても割り込みたくなったら、その内容をメモに書き留めておき、相手が話し終えてから出すのが効果的です。思いつきを手放さずに済むので、安心して最後まで聴けます。
解説詳細
正解はAです。相手の話を遮って自分の話にすり替えると、相手は「聴いてもらえた」という実感を持てず、話す意欲も、こちらへの信頼も下がってしまいます。これこそが、遮りが傾聴に反する核心的な理由です。Bは「自分の話す時間が減る」という自分都合の理由であり、相手を受け止めるという傾聴の趣旨とは論点が逆です。Cは「結論に早く到達しすぎる」ことをまるで利点のように書いており、適切ではありません。Dの「相手が反論しなくなる」も、反論が減ることを問題視しており、傾聴の本来の趣旨とはずれています。