DISCOVER #01会社
売上が大きい会社ほどすごい?
売上は「どれだけ売れたか」。でも「どれだけ手元に残ったか」は別の数字です。

QUESTION
Q売上100億円の会社と、売上20億円の会社。「稼ぐ力」が強いのはどちらでしょう?
VISUAL EXPLANATION
A社(売上が大きい)
- 売上
- 100億円
- 費用
- 99億円
- 利益
- 1億円
- 売上に対する利益
- 1%
B社(売上は小さい)
- 売上
- 20億円
- 費用
- 17億円
- 利益
- 3億円
- 売上に対する利益
- 15%
単位:億円
- 売上
- 100億円20億円
- 費用
- 99億円17億円
- 利益
- 1億円3億円
単位:%
- 売上に対する利益
- 1%15%
売上はA社の5分の1でも、手元に残る利益はB社のほうが3倍多い。
WHY
ニュースや会社紹介でまず目に入るのは「売上」です。売上が大きいと、会社も大きく、すごそうに見えます。
でも、売上はお客さんから受け取ったお金の合計にすぎません。そこから材料費・人件費・家賃・広告費などの費用を払い、最後に残るのが利益です。
利益 = 売上 − 費用
A社は100億円売っていますが、99億円を費用に使っているので、残るのは1億円。売上100円あたり1円しか残りません。B社は20億円しか売っていませんが、費用を17億円に抑えて3億円を残しています。売上100円あたり15円です。
この「売上に対してどれだけ利益が残るか」を利益率と呼びます。利益率が高い会社は、同じだけ売っても多くのお金が残るので、次の商品開発や設備、社員の給料に回せる余地が大きくなります。
もちろん、売上の大きさにも意味はあります。多くのお客さんに選ばれている証拠ですし、取引先との交渉力にもつながります。だからこそ、売上(規模)と利益(稼ぐ力)をセットで見るのがコツです。
会社を調べるときは「売上はいくら?」の次に、「そのうち利益はいくら残っている?」と一言足してみてください。それだけで会社の見え方が変わります。
TODAY'S DISCOVERY
売上は「規模」、利益は「稼ぐ力」。会社を見るときは、売上と利益をセットで確かめる。
※ 数字は説明用の架空の例です。実在の企業とは関係ありません。