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DISCOVER #06数字

売上が20%伸びたら利益も20%伸びる?

売上が同じだけ伸びても、費用の性質によって利益の伸びはまったく変わります。

約4分数字の意外性

QUESTION

Q利益がどちらも100万円の2つの会社。売上が20%伸びたら、利益はそれぞれいくらになるでしょう?

VISUAL EXPLANATION

C社(固定費が大きい)

売上
1,000万円 → 1,200万円
変動費(売上の50%)
500万円 → 600万円
固定費
400万円 → 400万円
利益
100万円 → 200万円(+100%)

D社(固定費が小さい)

売上
1,000万円 → 1,200万円
変動費(売上の80%)
800万円 → 960万円
固定費
100万円 → 100万円
利益
100万円 → 140万円(+40%)

単位:万円 → 万円

C社(固定費が大きい)D社(固定費が小さい)
売上
1,000万円 → 1,200万円
1,000万円 → 1,200万円
固定費
400万円 → 400万円
100万円 → 100万円

単位:万円 → 万円(+%)

C社(固定費が大きい)D社(固定費が小さい)
利益
100万円 → 200万円(+100%)
100万円 → 140万円(+40%)

売上の伸びは同じ20%でも、利益の伸びはC社が+100%、D社が+40%。費用の中身で結果が変わる。

WHY

「売上が20%伸びたから利益も20%伸びる」とは限りません。カギは、費用を2種類に分けて見ることです。

変動費と固定費

  • 変動費:売上や販売数に合わせて増減する費用(仕入れ、材料、配送料など)
  • 固定費:売上が増えても減ってもほぼ変わらない費用(家賃、設備、基本的な人件費など)

なぜ伸び方が違うのか

売上が増えると、変動費も一緒に増えます。でも固定費は増えません。だから、固定費が大きい会社ほど、売上が伸びたときに利益が大きく伸びます。

C社は売上の50%が変動費で、固定費は400万円。売上が200万円増えると、変動費は100万円増えるだけなので、利益は100万円増えて2倍になります。

D社は売上の80%が変動費で、固定費は100万円。売上が200万円増えても変動費が160万円増えるので、利益は40万円しか増えません(+40%)。

逆向きにも効く

この仕組みは、売上が減ったときにも同じように働きます。固定費が大きいC社は、売上が20%減ると利益がゼロになります(売上800万円 − 変動費400万円 − 固定費400万円)。伸びるときに大きく伸びる会社は、落ちるときにも大きく落ちやすいのです。

会社の数字を見るときは、「この費用は売上と一緒に動く? 動かない?」と分けてみてください。

TODAY'S DISCOVERY

売上の伸び=利益の伸びではない。固定費が大きいほど、売上の変化は利益に大きく響く(増えるときも、減るときも)。

※ 数字は説明用の架空の例です。実際には固定費・変動費の区分は会社や業種によって異なり、きれいに分けられない費用もあります。

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