Q.
段取りを整えておくことの効果として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。段取りを整えておく主な効果は、着手後に「次に何をするか」を考え直す迷いや、順番を誤ったことによる手戻りが減ることです。進める道筋が先に決まっているため、作業中は判断ではなく実行に集中できます。結果として全体の所要時間が短くなりやすいのです。作業そのものがなくなるわけではありません。
ポイント
段取りの効果は「作業をなくす」ことではなく「作業中の迷いと手戻りを減らす」ことにあります。準備に少し時間を使う代わりに、本作業の中断や戻り直しが減り、合計時間が短くなるという交換が起きます。ここを誤解すると段取りを軽視しがちです。
ワンポイントアドバイス
忙しいときほど、すぐ作業に飛び込みたくなりますが、まず順番を決める数分を確保してみましょう。順番が決まっていれば、途中で手を止めて考える回数が減ります。「迷ったら段取りに戻る」を合言葉にすると、作業が滑らかになります。
解説詳細
段取りは「迷い」と「手戻り」を前倒しでつぶす
段取りを整えると、本来は作業の途中で発生していた「次は何をするか」という判断を、着手前にまとめて済ませられます。判断を前倒しでつぶしておくため、作業中は手が止まりにくく、順序ミスによるやり直し(手戻り)も減ります。準備に使った数分以上に、本作業での中断が減れば、全体としては時間が短くなります。これが段取りの基本的な効果です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「準備するほど本作業が雑になる」は因果が逆で、準備が整っているほど本作業は落ち着いて進められます。Bの「作業しなくてよくなる」は誤りで、段取りは作業の量をなくすものではなく、進め方を整えるものです。Cの「締切を気にせず進められる」は逆で、段取りはむしろ締切から逆算して順序を決めるために行います。段取りの効果は「迷いと手戻りの削減」に集約されます。