Q.
健康保険料・厚生年金保険料を計算するときの基礎となるものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。健康保険料と厚生年金保険料は、毎月の実際の支払額ではなく、報酬を等級表にあてはめて決めた「標準報酬月額」に保険料率を掛けて計算します。標準報酬月額を使うことで、毎月の細かな変動に左右されず保険料が安定します。
ポイント
社会保険のうち健康保険・厚生年金は「標準報酬月額」が計算基礎です。実際の支払額をそのまま使うのではなく、報酬を等級に区切って代表値を使う点が特徴です。雇用保険とは計算基礎が違うので区別が必要です。
ワンポイントアドバイス
健康保険・厚生年金の保険料が毎月ほぼ一定なのに対し、残業の多い月でも保険料が変わらない理由は「標準報酬月額」を使うからだと説明できるようにしておきましょう。社員から「先月残業したのに保険料が同じなのはなぜ」と聞かれたときに、等級制の仕組みで答えられると信頼につながります。
解説詳細
標準報酬月額とは
標準報酬月額は、報酬月額を等級表にあてはめて区切った代表値です。健康保険料・厚生年金保険料は、この標準報酬月額に保険料率を掛けて求めます。等級にまとめることで、毎月の残業の増減などで保険料が細かく動かないようにしています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「実際に支払った賃金額そのもの」は雇用保険料の計算基礎であり、健康保険・厚生年金の基礎ではありません。Cの「基本給だけ」は手当を除いてしまうため、諸手当を含む報酬を基礎とする社会保険の考え方と合いません。Dの「前年の年収を12で割った平均」は標準報酬月額の決め方とは異なります。等級にあてはめた標準報酬月額を使うBが正解です。