Q.
OJTの段階法における「やってみせる(手本を示す)」段階の主な目的として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。「やってみせる」段階の目的は、完成形と正しい進め方のイメージを、まず具体的に見せて相手と共有することです。ゴールの型を先に見せておくと、その後の説明や実践がぶれずに進みます。言葉だけでは伝わりにくいコツや段取りを、手本で一気に共有するのがねらいです。
ポイント
ポイントは、手本提示が「正しい型・ゴールの共有」のための段階だという点です。実力テスト(A)や指導者の威厳誇示(C)が目的ではありません。手本を見せる前に説明や実践を求めると基準が不明確になる、という順序の原理を押さえます。
ワンポイントアドバイス
教える前に、自分のやり方を一度ゆっくり実演してみましょう。その際「ここが大事」と要所で手を止めて見せると、相手はどこに注意すべきかをつかめます。口で説明しきれない段取りやコツこそ、まず見せて共有するのが効果的です。
解説詳細
手本提示は「ゴールの型」を共有する段階
「やってみせる」段階は、これから身につけてもらう作業の完成形と正しい進め方を、具体的な実演で相手に見せて共有することが目的です。先にゴールの型が見えていると、続く説明(なぜそうするか)や実践(させてみせる)が、目指す形に向かってぶれずに進みます。だからこの段階は型の共有に意味があります。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの「実力を試して洗い出す」は、手本を見せる段階ではなく確認・評価の段階の話です。Cの「威厳を保つ」は指導者側の自己満足であり、相手の学びには結びつきません。Dの「説明を省いて自力で考えさせる」は、手本提示の目的である型の共有を放棄しており、この段階のねらいと逆です。型を見せて共有するBが適切です。