数字
資金繰り・資金調達問題集
Q.
資金調達における「ファクタリング(売掛債権の売却)」の説明として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。ファクタリングとは、保有している売掛金(売掛債権)を期日が来る前に売却し、手数料を差し引いた金額を早期に現金化する資金調達の手法です。借入とは異なり、自社の資産である売掛金を現金に換える取引である点が特徴です。回収を待たずに現金を確保できる反面、手数料分だけ受取額が目減りします。
ポイント
ファクタリングの核心は「将来の入金(売掛金)を、手数料を払って前倒しで現金化する」点です。借入による調達ではなく、資産の売却による調達という位置づけです。スピードと引き換えに手数料コストが乗る、というトレードオフを理解しておくことが大切です。
ワンポイントアドバイス
ファクタリングを検討するときは、手数料率と「現金化を早めることで得られる効果」を天秤にかけましょう。資金ショートを避けたい局面では有効ですが、常用すると手数料が利益を圧迫します。まずは回収サイトの短縮など低コストの手段を試し、補完的に活用するのが堅実です。
解説詳細
なぜDが正解か
ファクタリングは、保有する売掛金を期日前にファクタリング会社へ売却し、手数料を控除した金額を早期に受け取る取引です。借入ではなく資産(売掛債権)の売却によって現金を得る点が特徴で、回収サイトの長い売掛金を素早く現金化できます。Dはこの内容を正確に述べているため正解です。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「銀行から長期設備資金を借り入れる」は通常の長期融資であり、売掛債権の売却ではありません。Bの「新株を発行して出資を募る」はエクイティファイナンスで、株式による調達です。Cの「在庫を担保に借入を行う」は動産担保融資の一種で、借入による調達であり、売掛金の売却であるファクタリングとは仕組みが異なります。