数字
資金繰り・資金調達問題集
Q.
手元現金が一時的に不足しそうなとき、資金繰り対策として「比較的すぐ効果が出やすく、利息負担も生じにくい」打ち手はどれか。
解説まとめ
正解はBです。手元現金が一時的に不足しそうなとき、最も早く効き、追加の利息も生じにくいのは、入金を早め(売掛金の早期回収)、出金を遅らせる(不要不急の支出を後ろ倒し)という社内でできる調整です。融資や増資は有効ですが、審査や手続きに時間がかかり、すぐの穴埋めには間に合わないことがあります。
ポイント
資金繰り対策には「社内でできる調整」と「外部からの調達」の二層があります。スピードと低コストでは前者が優先で、回収を早め・支払を遅らせるのが定石です。緊急時はまず手元でできる打ち手から着手する、という順序が核心です。
ワンポイントアドバイス
資金が薄くなりそうな兆候をつかんだら、まず数週間先までの入金・出金予定を洗い出し、前倒しできる入金と後ろ倒しできる支出を仕分けましょう。そのうえで足りなければ融資枠の活用を検討します。普段から短期の借入枠を確保しておくと、いざというときの選択肢が広がります。
解説詳細
なぜBが正解か
入金を早め出金を遅らせる調整は、社内の判断と取引先への依頼で進められるため、外部審査を要する融資や増資より早く効果が出ます。また借入のように利息が増えるわけでもありません。一時的な資金不足に対し、スピードとコストの両面で優れるBが最も適切です。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「設備を新規購入」は現金が出ていく行為で、資金不足をかえって悪化させます。減価償却費は現金支出を伴わない費用であり、買えば資金繰りは助かりません。Cの「長期融資の申込」とDの「増資の手続き」は有効な調達手段ですが、審査・登記など時間がかかり、目前の一時的な不足にはすぐ間に合わない点で、即効性の打ち手としては適しません。