Q.
CAPMの式として正しいものはどれか。リスクフリーレートを rf、β を β、市場リスクプレミアムを (rm − rf) とする。
解説まとめ
正解はBです。CAPMでは、株主資本コスト=リスクフリーレート+β×市場リスクプレミアムで求めます。最低限得られる安全資産の利回り(rf)に、その株式のリスクの大きさ(β)に応じた上乗せ分を足す構造だからです。βが大きいほど上乗せが大きくなり、要求リターンが高くなります。
ポイント
CAPMの核心は「安全な利回り+リスク対価」という足し算の構造です。市場リスクプレミアム (rm − rf) に β を掛けてリスク上乗せを作り、それを rf に足します。引き算ではなく足し算であること、βが掛かる相手はプレミアムである点を正確に押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
CAPMを思い出すときは「土台(rf)+リスクの分だけ上乗せ(β×プレミアム)」という日本語の骨格で覚えてみましょう。式の形を言葉に置き換えておくと、符号や掛ける相手の取り違えを防げます。
解説詳細
CAPMは「安全利回り+リスク対価」
CAPMは、株式の期待リターンを rf + β × (rm − rf) で表します。rf は安全資産から得られる最低限の利回り、(rm − rf) は市場全体に投資したときの上乗せ(市場リスクプレミアム)です。β はその株式が市場の動きにどれだけ敏感かを示し、β が大きいほどリスク対価が大きくなります。安全利回りにリスク対価を足すという構造のBが正しい式です。
他の選択肢が誤りである理由
Aは rf からリスク対価を引いており、リスクが高いほど要求リターンが下がるという誤った関係になっています。Cは rf に β を掛けており、安全利回り自体をリスクで歪めてしまっています。Dも rf に β を掛けたうえでプレミアムを足しており、構造が崩れています。正しくは rf はそのまま土台とし、β はプレミアムにだけ掛けます。