リスクフリーレート rf = 1%、β = 1.2、市場リスクプレミアム (rm − rf) = 5% のとき、CAPMによる株主資本コストはいくらか。
解説まとめ
正解はCです。CAPMの式 rf + β × (rm − rf) に当てはめると、1% + 1.2 × 5% = 1% + 6% = 7% となります。リスク対価は β × プレミアム=1.2 × 5% = 6% で、これを土台の1%に足します。βが1を超えているため、市場平均より高いリターンが要求されています。
ポイント
この計算の要点は、先に β × プレミアムでリスク対価を作り、最後に rf を足す順序です。1.2 × 5% を6%と正しく出せれば、あとは1%を足すだけです。掛け算と足し算の対象を取り違えないことが、正解への近道になります。
ワンポイントアドバイス
計算するときは「リスク対価=β×プレミアム」を先に確定させ、それから安全利回りを足す、と段階を分けてみましょう。途中の6%という数字を一度書き出しておくと、最後の足し忘れを防げます。
解説詳細
1% + 1.2 × 5% = 7% の計算
CAPMでは rf + β × (rm − rf) を計算します。まずリスク対価を求めると、β × (rm − rf) = 1.2 × 5% = 6% です。これに土台のリスクフリーレート rf = 1% を足すと、1% + 6% = 7% となります。β が1.2と1を上回っているため、市場平均(β=1なら6%)より高い7%が要求リターンになります。Cが正しい値です。
他の選択肢が誤りである理由
Aの6.0%は β × プレミアム=6%だけを答えにしており、土台の rf = 1% を足し忘れています。Bの5.0%はプレミアム5%をそのまま答えにしており、β も rf も反映していません。Dの6.2%は、市場リスクプレミアム5%に無次元のβ(=1.2)を1.2%として直接足した(5% + 1.2%)誤りで、βはプレミアムに掛ける倍率であって率として足すものではありません。正しくはリスク対価6%に1%を足して7%です。