Q.
負債コスト rD = 5%、実効税率 t = 30% のとき、税引後負債コストはいくらか。
解説まとめ
正解はDです。税引後負債コストは rD × (1 − t) で求めるため、5% × (1 − 0.30) = 5% × 0.70 = 3.5% となります。利息の節税効果により、表面上の5%から実質3.5%まで負担が下がります。計算は「率に (1 − 税率) を掛ける」だけです。
ポイント
この計算問題の要点は、(1 − t) を掛けた結果が必ず元の負債コストより小さくなる、という方向感です。3.5%は5%より小さく、節税効果が効いている状態と整合します。もし答えが5%より大きくなったら、式を取り違えたサインだと気づけるようにしておきましょう。
ワンポイントアドバイス
計算後は「3.5% は 5% より小さいか」を一瞬で確認する癖をつけましょう。節税効果は負担を減らす方向なので、税引後が税引前より小さくなっていれば計算の向きは正しいと判断できます。
解説詳細
5% × 0.70 = 3.5% の計算
税引後負債コストは rD × (1 − t) で計算します。ここでは rD = 5%、t = 30% なので、(1 − 0.30) = 0.70 を 5% に掛け、5% × 0.70 = 3.5% が答えです。節税効果によって、利息の実質負担が表面の5%から3.5%まで下がっていることがわかります。Dが正しい値です。
他の選択肢が誤りである理由
Aの1.5%は 5% × 0.30 を計算したもので、(1 − t) ではなく t を掛けてしまった誤りです。Bの5.0%は税効果を一切考慮せず、税引前の負債コストをそのまま答えにしています。Cの6.5%は 5% × (1 + 0.30) を計算した値で、節税効果と逆向きにコストを増やしてしまっています。正しくは (1 − 0.30) を掛けて3.5%です。