「行動面接(コンピテンシー面接)」の特徴として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。行動面接(コンピテンシー面接)は、候補者が過去に実際にどう行動したかという、具体的な経験・事実を聞く面接手法です。「過去の行動は将来の行動を予測しやすい」という考え方に基づいています。理想論や建前ではなく、実際にとった行動を聞くことで、再現性のある能力や行動特性を見極めようとするのが特徴です。
ポイント
行動面接の核は「過去の事実を聞く」ことです。趣味の雑談(A)・仮定の意見だけ(C)・属性を聞く(D)は、いずれも行動面接の特徴ではありません。とくにCの仮定質問は建前を引き出しやすく、行動面接が避けたいものです。「実際にどうしたか」を聞く点が、他の面接と一線を画します。
ワンポイントアドバイス
面接で「〜できますか?」と聞きたくなったら、「〜した経験を、具体的に教えてください」と過去形に言い換えてみましょう。本人が実際にとった行動を語ってもらうと、できるという自己申告よりずっと実態が見えてきます。エピソードが出てきたら、いつ・どんな状況で・何をしたのかを掘り下げると効果的です。
解説詳細
行動面接は「過去の事実」で将来を読む
行動面接(コンピテンシー面接)は、候補者が過去に実際にどう行動したかという、具体的な経験・事実を聞き出す面接手法です。これが選択肢Bであり、正解です。背景にあるのは、「過去にとった行動は、将来とるであろう行動を予測しやすい」という考え方です。人は同じような状況で同じように振る舞う傾向があるため、過去の具体的な行動を知ることで、その人の再現性のある行動特性を見極めようとします。
なぜ他の選択肢は誤りか
選択肢Aの「趣味や休日の過ごし方だけを聞く」のは、場を和ませる雑談にはなっても、職務での行動特性を見極める行動面接にはなりません。
選択肢Cの「もし〜だったらどうするか、という仮の状況への意見だけを聞く」のは、仮定質問と呼ばれるもので、行動面接とは逆の発想です。仮定の質問は理想論や建前を引き出しやすく、実際の行動を測りにくいため、行動面接ではむしろ避けられます。
選択肢Dの「家族構成や出身地を中心に聞く」のは、職務遂行とは無関係な属性であり、行動面接の対象ではありません。公平な評価の観点からも適切ではありません。したがって、過去の具体的行動を聞く選択肢Bが正解です。