行動面接で「STAR」(状況・課題・行動・結果)の枠組みを使ってエピソードを深掘りする主なねらいとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。STARは、Situation(状況)・Task(課題)・Action(とった行動)・Result(結果)の頭文字で、エピソードを深掘りするための観点です。ねらいは、候補者がどんな状況で、何を課題と捉え、実際にどう行動し、どんな結果になったかを具体的に引き出すことにあります。本人が実際にとった行動と役割をはっきりさせることで、漠然とした自己PRに流されず、実態を見極められます。
ポイント
STARの目的は「本人が実際にとった行動と役割を具体化する」ことです。時間短縮(A)・話し方の評価(B)・企業説明(D)は、いずれもSTARのねらいではありません。とくに「チームで頑張った」という曖昧な話から、本人が何をしたのかを切り分ける点に意味があります。曖昧な主語を具体に落とす道具だと押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
候補者が「みんなで達成しました」と話したら、「その中であなた自身は具体的に何をしましたか?」と一段掘り下げてみましょう。Action(行動)の主語を本人に戻すと、貢献の実態が見えてきます。状況・課題・行動・結果の順に沿って質問すると、エピソードを漏れなく具体的に聞き出せます。
解説詳細
STARは「実際の行動と役割」を具体化する
STARとは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(とった行動)、Result(結果)の頭文字をとった、エピソードを深掘りするための観点の枠組みです。行動面接でこの枠組みを使うねらいは、候補者がどんな状況に置かれ、何を課題と捉え、その中で実際にどう行動し、どんな結果につながったのかを、具体的に引き出すことにあります。これが選択肢Cであり、正解です。
とくに重要なのがAction(行動)です。「チームで成果を出した」という話でも、本人が実際に何をしたのかを切り分けないと、その人自身の実力は見えません。STARに沿って聞くことで、曖昧な自己PRに流されず、本人の役割と行動を具体的に把握できます。
なぜ他の選択肢は誤りか
選択肢Aの「話を早く切り上げて時間を短くする」は、STARの目的と正反対です。STARはむしろ丁寧に深掘りするための枠組みであり、時間短縮の道具ではありません。
選択肢Bの「声の大きさや話す速さを評価する」は、話し方という要件と無関係な要素に注目しており、STARのねらいではありません。STARで見るのは行動の中身です。
選択肢Dの「企業の魅力を一方的に説明する」は、候補者を惹きつける説明の場面であって、エピソードを深掘りするSTARとは目的が異なります。したがって、実際の状況・課題・行動・結果を引き出す選択肢Cが正解です。