Q.
「源流管理」の考え方を最もよく表しているものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。源流管理とは、後工程の検査で不良を見つけて直すのではなく、設計や前工程といった上流の段階で「そもそも不良が出ないように作り込む」考え方です。問題の発生源にさかのぼって対策するため、手直しや検査のムダを根本から減らせます。品質は検査で「選別」するのではなく、工程で「作り込む」のが基本です。
ポイント
源流管理の核心は「検査で品質を保証する」発想からの転換です。後工程の検査強化は対症療法であり、不良そのものは減りません。原因が生まれる上流に手を打つことで、不良の発生自体を抑えられる、という点を取り違えないことが大切です。
ワンポイントアドバイス
不良やミスが繰り返し起きるなら、「どこで直すか」より「どこで生まれているか」を問い直してみましょう。発生源の工程や設計に原因がないかをさかのぼると、根本対策が見つかります。検査を増やす前に、上流で防げないかを一度検討するのが効果的です。
解説詳細
源流管理は上流で品質を作り込む
源流管理とは、不良やトラブルが発生する大もと(源流=設計や前工程)にさかのぼって対策し、そもそも不良が出ない仕組みをつくる考え方です。後工程でいくら検査をしても、すでに作られてしまった不良を選り分けているにすぎず、発生そのものは減りません。上流で原因を断てば、手直し・検査・廃棄といったムダを根本から減らせます。「品質は工程で作り込む」という原則を体現した考え方です。
他の選択肢が誤りである理由
A の「最終検査の強化」や C の「検査人数を増やす」は、いずれも下流での選別を厚くするだけで、不良の発生源には触れていません。B の「都度手直し」は、起きた不良への対症療法であり、再発防止にはなりません。これらは発生後の対応に偏っています。発生源にさかのぼって作り込むのは D です。