Q.
ポジティブな問いから組織の強みを起点に変化を生む「アプリシエイティブ・インクワイアリー(AI)」の基本姿勢として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。アプリシエイティブ・インクワイアリーは、問題探しから入るのではなく、すでにうまくいっている強みや価値を発見し、それを土台に望ましい未来を描いて広げていく変革のアプローチです。「何が問題か」ではなく「何が活きているか」を問いの起点にします。欠点の洗い出しや失敗分析を中心に据える発想とは方向が異なります。
ポイント
この手法の核心は、問いの方向を「不足」から「強み」へ転換する点です。同じ組織でも、欠けているものに目を向けるか、活きているものに目を向けるかで、出てくるエネルギーや会話が変わります。問題解決に慣れていると、つい欠点探しから始めてしまうのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
振り返りの場で「うまくいかなかったこと」だけでなく、「うまくいった瞬間と、それを支えた要因」を尋ねてみましょう。強みを言語化すると、前向きな次の一手が生まれやすくなります。理想の状態を具体的に描いてから逆算すると、強み起点の行動につながります。
解説詳細
強みを起点にする問いの転換
アプリシエイティブ・インクワイアリーは、組織の中で価値が発揮されている瞬間や強みを発見し、それを土台に望む未来像を共有して実現へ広げていく変革手法です。問題の修正ではなく、活きているものを増やす方向に問いを設計します。前向きな問いが対話のエネルギーを高め、人々を変化の主体に変えていきます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの欠点の洗い出しから始める発想は、問題解決型のアプローチで、強み起点のこの手法とは出発点が逆です。Bの失敗事例収集と再発防止は、過去の不具合に焦点を当てる営みで、価値の発見を起点にしません。Dの競合比較で劣る点を埋める計画も、不足に着目する発想です。いずれも「強みや価値の発見から始める」という基本姿勢に反します。