Q.
組織開発における「変革(チェンジ)」が目指す状態として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。変革とは、介入によって生まれた認識や行動の変化を、その場限りで終わらせず、仕組みや習慣として組織に根づかせる工程です。施策が一段落すると元に戻りやすいため、後戻りを防ぐ定着の工夫が要になります。元に戻すことや施策の打ちっぱなしは、変革の目的とは逆です。
ポイント
変革の核心は「定着」、つまり変化を後戻りさせない点にあります。介入で一時的に良くなっても、放っておけば元のやり方に戻る力(揺り戻し)が働きます。盛り上がった直後で満足して定着の設計を怠ると、変化が消えてしまうのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
施策がうまくいったときこそ、「これをどうやって当たり前にするか」を考えてみましょう。会議のルールや振り返りの習慣など、続く仕組みに落とし込むのが効果的です。担当者の頑張りに頼るだけでなく、仕組みで支えると、人が変わっても変化が残ります。
解説詳細
変革が目指す「定着」
変革は、介入で生まれた前向きな変化を、組織の仕組みや日常の習慣として根づかせる工程です。新しいやり方を続けられる仕掛け、たとえば定例の振り返りやルールの更新を組み込み、元の状態へ戻ろうとする力に抗います。ここまでやって初めて、組織開発の効果が一時的でなく持続するものになります。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aは変化を元に戻すと述べており、定着を目指す変革とは正反対です。Cの診断を省いて施策を試し続けるのは、根拠のない介入の乱発であって変革ではありません。Dの評価で短期の行動を統制するのは処遇による統制で、変化を内面化させ習慣にする変革とは性質が異なります。いずれも「変化を根づかせる」という変革の目的から外れています。