Q.
DDで重大なリスク(例: 多額の偶発債務)が判明した場合の、契約・取引条件への一般的な反映方法として最も適切でないものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。これは「最も適切でないもの」を選ぶ問題です。DDで判明した重大なリスクは、価格の引下げ・価格調整、表明保証や補償条項、MAC条項や前提条件といった契約上の仕組みで反映するのが原則です。口頭の了解だけで契約に反映しないのは、後の紛争を招く不適切な対応です。
ポイント
ここでの核心は「DDの発見事項は“契約に書いて”反映する」点です。価格・表明保証/補償・MAC/前提条件はいずれも正当な反映手段ですが、口頭の了解は証拠も拘束力も弱く不適切です。問いが「適切でないもの」を問う形式である点も読み落とさないようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
DDで重大な発見があったら、それを必ず契約条項(価格・補償・前提条件など)に落とし込みましょう。「言った・言わない」を避けるため、合意は書面に残すのが鉄則です。発見事項とその反映方法を一覧(リスク対応表)にしておくと、漏れなく契約に織り込めます。
解説詳細
なぜ C が「適切でない」=正解か
本問は適切でない対応を選ぶ形式です。DDで判明したリスクを口頭の了解だけで処理し、契約に反映しないのは、証拠が残らず、後日の紛争時に責任の所在を主張できなくなる不適切な対応です。リスクは契約条項として明文化するのが原則であるため、C が「最も適切でないもの」として正解になります。
なぜ A・B・D は適切な対応か
A の価格引下げ・価格調整は、判明したリスク相当分を価格に反映する正当な手段です。B の表明保証・補償の強化は、リスクを当事者間で配分する標準的な方法です。D のMAC条項・前提条件は、クロージングまでに重大な悪化が生じた場合の手当てとして用いられます。いずれも契約に明文化してリスクを反映する適切な対応であり、「適切でないもの」には当たりません。