MECE における「ダブり(重複)」がある状態を最もよく表しているものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。「ダブり(重複)」とは、1つの要素が2つ以上のカテゴリに同時に当てはまってしまう状態を指します。カテゴリ同士が重なっているため、MECE の「相互に重複しない」という条件を満たせません。「重なり=ダブり」と押さえましょう。
ポイント
ダブりは「排他性が足りない」状態です。原因の多くは、分類の軸が複数混ざっていることにあります。軸を1つに統一すると、ダブりは起きにくくなります。モレ(取りこぼし)とは逆向きの問題である点が核心です。
ワンポイントアドバイス
分類でダブりが疑われたら、「いま何の軸で分けているか」を1つに絞り直してみましょう。たとえば「年齢」と「職業」を混ぜて分けると重複が起きます。1つの分類では軸を1本に保つのが、ダブり防止に効果的です。
解説詳細
ダブりとは「重なり」
MECE の「ダブりなし(Mutually Exclusive)」が崩れた状態がダブりです。これは、1つの要素が複数のカテゴリに同時に当てはまってしまう状況を指します。たとえば顧客を「20代」「学生」に分けると、20代の学生は両方に入ってしまい、ダブりが生じます。重なりがあると、同じ対象を二重に数えたり、議論が混乱したりします。
ダブりが起きる典型的な原因
ダブりの多くは、1つの分類の中に複数の軸を混ぜてしまうことから生まれます。先の例では「年齢」と「職業」という別々の軸を同時に使ったため重なりました。分類の軸を1つに統一すれば、各要素は必ずどれか1つのカテゴリに収まり、ダブりを防げます。
ほかの選択肢が誤りである理由
A の「どこにも入らない要素が残る」のは、ダブりではなくモレ(漏れ)です。B の「名前が抽象的」は分かりやすさの問題で、重複とは関係ありません。C の「カテゴリ数が3つ未満」は数の話で、MECE の条件ではありません。1つの要素が複数に同時に入る状態を述べた D だけが、ダブりの正しい説明です。