MECE における「モレ(漏れ)」がある状態を最もよく表しているものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。「モレ(漏れ)」とは、用意したどのカテゴリにも当てはまらない要素が残ってしまう状態を指します。全体を取りこぼしているため、MECE の「全体に漏れがない」という条件を満たせません。「拾い切れていない=モレ」と覚えましょう。
ポイント
モレは「網羅性が足りない」状態です。一方、同じ要素が複数に入るのは「ダブり」で、別の問題です。モレとダブりは混同しやすいですが、モレは抜け、ダブりは重なりと、向きが逆である点が核心です。
ワンポイントアドバイス
分類を作ったら、「ここに入らないものはないか」と最後に一度見渡してみましょう。特に「その他」を置きたくなったときは、モレを取りこぼしているサインかもしれません。受け皿として「その他」を1つ用意すると、モレを防ぎやすくなります。
解説詳細
モレとは「取りこぼし」
MECE の「モレなし(Collectively Exhaustive)」が崩れた状態がモレです。具体的には、分類のカテゴリをすべて見ても、どこにも当てはまらない要素が残ってしまう状況を指します。たとえば顧客を「個人」「法人」に分けたとき、自治体や学校のような対象を見落としていれば、それはモレです。全体を漏れなくカバーできていないため、検討が不完全になります。
モレが引き起こす問題
モレがあると、重要な要素を検討の対象から外してしまいます。市場分析でモレがあれば見込み客を見落とし、課題分析でモレがあれば真の原因を見逃します。だからこそ、分類を作ったあとに「ここに入らないものはないか」と確認することが大切です。
ほかの選択肢が誤りである理由
A の「同じ要素が2つに入る」のは、モレではなくダブり(重複)です。B の「カテゴリ数が多い」のは分類の細かさの話で、モレとは関係ありません。D の「並び順と重要度の不一致」は見せ方や優先順位の問題で、網羅性とは別です。どこにも当てはまらない要素が残る状態を述べた C だけが、モレの正しい説明です。