Q.
デザイン思考のプロセスについての説明として最も適切なのはどれか。
解説まとめ
正解は C です。デザイン思考は、各工程を一直線に一度ずつ進むのではなく、必要に応じて前の工程に戻る、行き来のある非線形なプロセスです。たとえば試作のテスト結果から、ユーザー理解の不足に気づいて共感に戻ることもあります。前に戻るのは後退ではなく、学びに応じた自然な動きです。
ポイント
この問題の核心は、デザイン思考が「決まった順に一回ずつ進む直線」ではないという点です。テストで得た学びが、前の工程の見直しを促すことは珍しくありません。工程を行き来しながら理解と解を深める、という柔軟な進み方を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
試作のテストで「そもそもユーザーを誤解していた」と気づいたら、ためらわず共感の工程に戻ってみましょう。前に戻ることを失敗と捉えないことが大切です。プロセスを行き来する前提で進めると、無理に直線で進めるより良い解に届きます。
解説詳細
デザイン思考は非線形に行き来する
デザイン思考のプロセスは、共感・定義・発想・試作・テストといった工程を持ちますが、それらを必ず一度ずつ順番に通るとは限りません。テストの結果からユーザー理解の不足に気づけば共感に戻り、新しい発想が必要なら発想に戻る、というように、必要に応じて前の工程へ行き来します。前に戻るのは後退ではなく、学びを反映するための自然な動きです。
他の選択肢が誤りである理由
A の「必ず一度だけ通り前に戻らない」は、プロセスを硬直した直線とみなす誤解です。B の「共感を飛ばして試作から始める」は、ユーザー理解という土台を欠く進め方で、デザイン思考の基本に反します。D の「試作と反復は不要で共感だけで完結する」は、検証と改善の工程を切り捨てており、解を形にできません。行き来のある非線形なプロセスとする C が正解です。