Q.
選択肢を出す段階(発散)と絞る段階(収束)について、最も適切な進め方はどれか。
解説まとめ
正解はBです。アイデアを出す「発散」と、絞り込む「収束」は段階を分けるのが原則です。出す段階で一つひとつ評価・批判を挟むと、出かけた案が萎縮して数が伸びません。まずは評価を保留して案を広げ、出そろってから評価軸で絞ると、より良い案が残りやすくなります。
ポイント
この問題が問うのは「発散と収束を混ぜない」という時間の使い分けです。出すことと選ぶことは頭の使い方が逆で、同時に行うと両方が中途半端になります。段階を分けることで、十分な数の案を出しつつ、冷静に絞れます。
ワンポイントアドバイス
ブレストの場では、「今は出す時間。評価はあとでまとめてやります」と最初に宣言してみましょう。批判を保留すると参加者が安心して案を出せます。出尽くしたところで初めて評価軸を当てて絞ると、量と質の両方を確保しやすくなります。
解説詳細
なぜBが正解か
発散は数と幅を稼ぐ段階、収束は基準で優劣をつける段階で、求められる思考が逆向きです。出すそばから評価すると、まだ未成熟な案や突飛な案が早々に潰され、後で良い案へ育ったはずの種を失います。だから出す段階では評価を保留して数を出し、出そろってから評価軸で収束させます。Bはこの分離を正しく述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「1案ごとに採点してから次へ」は、評価を発散に混ぜており案の数が伸びません。Cの「発散と収束を常に同時に」は、両者の思考が逆向きである点を無視しており、どちらも中途半端になります。Dの「最初の1案で即決」は、発散も収束も省いており、複数案を比べて選ぶという意思決定の前提を放棄しています。いずれも段階を分ける利点を取り違えています。