Q.
選択肢の集合が「漏れなく・ダブりなく」になっているかを点検する考え方はどれか。
解説まとめ
正解はDです。MECE(ミーシー)とは、ある集合が「漏れなく(網羅的)・ダブりなく(重複なし)」に分けられているかを点検する考え方です。選択肢を洗い出すときにMECEを意識すると、検討すべき案の取りこぼしや、実質同じ案の重複を防げます。網羅性と排他性の両方を同時に満たすことが要点です。
ポイント
この問題の核心は、MECEが「漏れ」と「ダブり」の2方向を同時に見る点です。漏れがあると重要な案を見落とし、ダブりがあると同じ案を二重に評価して比較がゆがみます。選択肢リストを作ったら、この2方向で点検する習慣が役立ちます。
ワンポイントアドバイス
案を並べ終えたら、「抜けている方向性はないか(漏れ)」「実質同じ案が混ざっていないか(ダブり)」の2点を見直してみましょう。漏れは大きな分類で考えると気づきやすく、ダブりは内容を一言で要約して見比べると見つかります。リストを整理すると、その後の比較がすっきりします。
解説詳細
なぜDが正解か
MECEは「Mutually Exclusive(互いに排他的=ダブりがない)」かつ「Collectively Exhaustive(全体として網羅的=漏れがない)」の頭文字で、物事を漏れなくダブりなく分ける考え方です。選択肢の洗い出しに当てはめると、検討すべき案を取りこぼさず、かつ同じ案を重複させずに並べられているかを点検できます。Dがこの概念に一致します。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aのサンクコストは取り戻せない費用、Bの機会費用は諦めた次善案の価値で、どちらも案の網羅性・重複の点検とは別の評価上の概念です。Cの現状維持バイアスは変化を避ける心理傾向であり、選択肢集合の漏れ・ダブりを測る枠組みではありません。いずれも「漏れなく・ダブりなく」を点検する考え方ではないため誤りです。