Q.
他の条件が同じとき、CACが下がったことが一般に意味するものとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。CACは1顧客を獲得するコストなので、これが下がるということは、同じ顧客をより少ない費用で獲得できるようになった=獲得効率が改善した、という意味です。A(売上増)やC(解約のしにくさ)、D(製造原価)は、いずれもCACそのものが測っている対象ではありません。
ポイント
指標の増減を読むときは「その指標が何を測っているか」に立ち返るのが基本です。CACは獲得コストなので、下落=獲得が安く済むようになった、と素直に読みます。売上や解約は別の指標が担当しています。
ワンポイントアドバイス
ダッシュボードでCACが下がっていたら、「なぜ安く獲得できたのか」を一段掘り下げてみましょう。CVRが上がった、効率の良いチャネルに寄せた、などの理由を特定できれば、改善を再現しやすくなります。
解説詳細
CACの低下が示すこと
CACは新規顧客1人あたりの獲得コストです。したがってCACが下がるとは、以前と同じように顧客を獲得しているのに、かかる費用が少なくなったことを意味します。これは獲得活動の効率が良くなった方向のサインであり、同じ予算でより多くの顧客を獲得できる、あるいは同じ顧客数をより安く獲得できる状態です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「1顧客あたりの売上が増えた」は客単価やLTVに関わる話で、獲得コストの増減とは直接結びつきません。Cの「解約しにくくなった」はチャーン(解約率)の改善であり、これも獲得段階のコストとは別の指標です。Dの「製造原価が下がった」は商品を作るコストの話で、顧客獲得コストとは無関係です。CACの低下が直接示すのは、あくまで獲得効率の改善です。