経営
5フォース分析問題集
Q.
「部品メーカーが、完成品メーカーに対して値上げを通告し受け入れさせた」事象は、5フォースのどの力が表れたものか。最も適切なものはどれか。
ポイント
「供給する側」が売り手、「仕入れる側」が買い手です。誰が誰に価格を押し付けたのかを見れば、力の向きが読めます。値上げを通せた側が、その取引で交渉力を持っている側だ、と判断しましょう。
ワンポイントアドバイス
取引で押し負けたと感じたら、まず「自分は買い手か売り手か」「相手にとっての代替がどれだけあるか」を整理してみましょう。立場と代替の有無を切り分けると、いまの力関係と、そこから取れる打ち手がはっきり見えてきます。
解説詳細
正解はAです。部品メーカーは、完成品メーカーに部品を供給する「売り手(供給者)」にあたります。その売り手が値上げを通告して受け入れさせたということは、売り手の交渉力が強い状態が表れた事象だと読めます。Bの「買い手である完成品メーカーの交渉力が強い」は、力の向きが逆です。Cの「既存企業間の敵対関係」は誤りで、部品メーカーと完成品メーカーは同業の競合ではなく、供給する側とされる側という取引関係です。Dの「新規参入の脅威」も、この値上げの事象とは無関係です。誰が誰に価格を押し付けたのかで、働いている力の向きを読み取りましょう。