経営
5フォース分析問題集
Q.
「スイッチングコスト」についての説明として最も適切なものはどれか。
ポイント
スイッチングコストとは、切り替えに伴う買い手側の費用・手間のことです。これが高いほど、相手(売り手)の交渉力が強まり、買い手は離れにくくなります。乗り換えのしにくさが、力関係を左右するわけです。
ワンポイントアドバイス
顧客に長く使い続けてもらいたいなら、データ移行や再学習の手間を自社側で引き受ける仕組みを作ってみましょう。乗り換えのコストを意図的に高めておくと、顧客がほかへ流れにくくなり、結果として自社の交渉上の立場が強まります。
解説詳細
正解はDです。スイッチングコストとは、買い手が取引相手を別へ切り替えるときに生じる費用や手間のことです。これが高いほど買い手は離れにくくなり、いまの相手(売り手)の交渉力を強めると同時に、新規参入の障壁としても働きます。Aの研究開発費は、自社が新製品を作るための費用であって、切り替えコストとは無関係です。Bの業界の平均販売価格も、切り替えに伴う費用とは別の概念です。Cの政府が課す税金も、買い手が取引先を変える際の費用とは関係がありません。スイッチングコストは「乗り換えにかかる買い手側の負担」だと理解しておきましょう。