Q.
株主資本コスト rE = 10%、税引後負債コスト = 3.5%、株主資本の構成比 E/(D+E) = 60%、負債の構成比 D/(D+E) = 40% のとき、WACCはいくらか。
解説まとめ
正解はAです。WACC=株主資本コスト×株主資本比率+税引後負債コスト×負債比率で計算します。10%×0.60+3.5%×0.40=6.0%+1.4%=7.4%です。各コストに構成比を掛けて足し合わせるだけで、会社全体の平均資本コストが求まります。
ポイント
この計算の要点は、2つの項をそれぞれ計算してから足す、という手順です。株主資本側 6.0% と負債側 1.4% を別々に出し、最後に合計します。重みの合計が0.60+0.40=1.0になっていることを確認すると、計算の前提が正しいと安心できます。
ワンポイントアドバイス
WACCの計算は「コスト×重み」を項ごとに紙に書き出してから合算しましょう。途中の6.0%と1.4%を見える形にしておくと、足し忘れや掛け違いに気づきやすくなります。
解説詳細
10%×0.60 + 3.5%×0.40 = 7.4%
WACCは各資本コストに構成比を掛けて足し合わせます。株主資本側は rE × E/(D+E) = 10% × 0.60 = 6.0%、負債側は税引後負債コスト × D/(D+E) = 3.5% × 0.40 = 1.4% です。これらを合計して 6.0% + 1.4% = 7.4% がWACCになります。重みの合計が1なので、加重平均として整合しています。Aが正解です。
他の選択肢が誤りである理由
Bの6.75%は、10%と3.5%を単純平均((10+3.5)/2=6.75)したもので、構成比による加重を無視しています。Cの6.0%は株主資本側の項だけを答えにし、負債側の1.4%を足し忘れています。Dの13.50%は10%と3.5%を単純に足した値で、重みを掛けていません。正しくは各々に構成比を掛けて足し、7.4%です。