Q.
次のうち、親事業者の「4つの義務」に含まれないものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。4つの義務は、書面交付・書類の作成保存・支払期日の設定・遅延利息の支払いです。Dの「受領を拒まない」は、親事業者が「してはならない」禁止行為(受領拒否の禁止)であって、「しなければならない」義務ではありません。同じ下請法でも、義務と禁止行為は性格が異なります。
ポイント
この問題の核心は、義務と禁止行為の取り違えを起こさないことです。A〜Cは積極的に「行う」義務ですが、Dは「行わない」ことを求める禁止行為で、分類が違います。「拒まない」「減額しない」のような否定形は禁止行為側のサイン、と覚えておくと見分けやすくなります。
ワンポイントアドバイス
選択肢を見るときは、「これは行う義務か、行ってはいけない禁止行為か」を文末の言い回しから判断してみましょう。「交付する」「定める」は義務、「拒まない」「減額しない」は禁止行為の言い換えです。この読み分けを習慣にすると、紛らわしい分類問題でも素早く正答にたどり着けます。
解説詳細
なぜDが正解か
親事業者の4義務は、発注時の書面交付、取引記録の書類の作成・保存、下請代金の支払期日の設定、そして遅延利息の支払いです。Dの「受領を拒まない」は、これらの義務には含まれません。受領拒否をしないことは、禁止行為(受領拒否の禁止)として整理される内容です。よって4義務に含まれないものとしてDが正解です。
他の選択肢が誤りである理由
A・B・Cは、それぞれ書面交付義務・書類の作成保存義務・支払期日を定める義務にあたり、いずれも4義務に含まれます。これらは「含まれないもの」を問う本問では誤りの選択肢です。Dだけが性格の異なる禁止行為であり、義務の一覧に並べると分類のずれが生じます。