Q.
あるテストでA組とB組の平均点が同じ60点だった。A組は標準偏差が高く、B組は標準偏差が低い。この2組の違いの読み取りとして最も適切なものはどれか。
ポイント
平均が同じでも、標準偏差が違えばデータの中身は別物です。平均が並んでいるからといって「2つは同じ」と判断してはいけません。中心が同じでも散らばりが違うことがある、という視点を、平均を比べるときの注意点として持っておきましょう。
ワンポイントアドバイス
平均が並んだ2つの集団を比べるときは、必ず標準偏差も添えて見るようにしましょう。ばらつきが大きい側は「上下の幅が広く、個別のフォローが必要」と読み取れます。こうした読み取りを、具体的な施策づくりにそのまま反映させてみてください。
解説詳細
正解はCです。平均点はどちらも60点で同じですが、標準偏差はばらつきの大きさを表すため、標準偏差が高いA組の方が得点の散らばりが大きい、と読み取れます。Aの「A組の方が平均が高い」やBの「A組の方が全体的に得点が低い」は、平均が同じである以上、どちらも言えないため誤りです。Dの「2組の得点分布はまったく同じ」も、ばらつきが異なる以上、分布が同じとは言えないため誤りです。平均が同じでも、ばらつきが違えば中身は別物になりうる、という点をこの問題でしっかり押さえておきましょう。