ロープレ後の「フィードバック」の進め方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。ロープレ後のフィードバックは、観察できた具体的な言動を取り上げ、事実にもとづいて良かった点と改善点を伝えるのが基本です。印象論や人格への評価ではなく、「どの場面で何をしたか」という観察可能な行動に焦点を当てます。これにより、受け手は次に何を変えればよいかを具体的につかめます。
ポイント
この問題の核心は、フィードバックの対象が「人」ではなく「行動」だという点です。性格や資質を評価すると、受け手は身構えるばかりで改善につながりません。観察できた言動という事実を土台にすると、感情的な反発を避けつつ、次の一手を明確にできます。
ワンポイントアドバイス
フィードバックを伝えるときは、「〇〇の場面で、△△と言っていましたね」と、実際の言動を引用してから始めてみましょう。事実から入ると、相手も「たしかにそうだった」と受け止めやすくなります。そのうえで「次は□□を試してみては」と、次の行動を1つ提案する形にまとめると、前向きな振り返りになります。
解説詳細
なぜDが正解か
良いフィードバックは、観察できた具体的な事実を土台にします。「冒頭で相手の状況を一度言い換えていたのは良かった」「価格の話で言葉が早口になっていた」のように、その場で実際に起きた言動を取り上げます。事実をもとにするため受け手も納得しやすく、良かった点を残し、直す点を1つずつ具体的に積み上げられます。観察できた言動にもとづいて良い点と改善点を伝えるDが、最も適切です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「直すべき点だけを多く挙げる」は、良い点を伝えないため、何を残せばよいかが分からず、改善の方向が定まりません。Bの「人柄や資質を評価する」は、行動ではなく人格への攻撃になり、受け手の意欲を損ないます。Cの「良かった・ダメだったと印象だけ伝える」は、具体的な場面に踏み込まないため、次に何を変えるべきかが本人に伝わりません。フィードバックは「人」ではなく「観察できた行動」に絞ることが、改善につながる条件です。