Q.
相手が考え込んで黙ってしまったとき、傾聴の姿勢として最も適切な対応はどれか。
解説まとめ
正解は B です。相手が黙っているのは、考えをまとめている時間であることが多いです。傾聴では、その思考の時間を尊重し、口を挟まずに少し待ちます。沈黙を急いで埋めると、相手は自分の考えを言葉にする機会を失ってしまいます。
ポイント
沈黙は「無」ではなく「考え中」であることが多い、という見方が核心です。質問を重ねる(A)・答えを先出しする(C)・話題を変える(D)は、いずれも相手の思考を中断させます。沈黙が気まずく感じても、まず待つ、というのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
相手が黙ったら、心の中で数秒ゆっくり数えてから次の言葉を考えてみましょう。多くの場合、その間に相手が自分から続きを話し始めます。沈黙を待てるようになると、相手はより深いところまで言葉にしてくれるようになります。
解説詳細
沈黙は考える時間
人は問いに答えるとき、頭の中で考えを整理する時間を必要とします。その沈黙を聞き手が待てると、相手は自分の言葉で考えを最後まで組み立てられます。傾聴では、この「考える間」を奪わないことが大切です。Bの「待つ」がこれにあたります。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの「別の質問を重ねる」は、考えている途中の相手を急かし、思考を断ち切ります。Cの「予想する答えを先に言う」は、相手が自分で考える機会を奪う先回りです。Dの「話題を切り替える」も、相手がまだ言葉を探している段階で会話を打ち切ってしまいます。いずれも沈黙を尊重していないため、適切なのはBです。