Q.
「能力への信頼」と「人格(誠実さ)への信頼」の違いを踏まえた説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。信頼には「この人は仕事をやり遂げられる」という能力(competence)への信頼と、「この人は誠実で約束を守る」という人格(integrity)への信頼という、異なる二つの側面があります。片方だけでは信頼は不安定で、両方が揃って初めて安心して任せられる厚い信頼になります。
ポイント
ここで問われるのは、信頼を一枚岩で考えない点です。「有能だが約束を守らない人」も「誠実だが力不足の人」も、信頼の片側だけを満たします。能力で足りる(A)・人格で足りる(B)・両者は同じ(C)はいずれも一面的です。二側面を分けて評価できるかが核心です。
ワンポイントアドバイス
誰かを信頼するか迷ったら、「この人は実行できるか(能力)」と「この人は誠実に振る舞うか(人格)」を分けて考えてみましょう。どちらが不足しているかが分かれば、任せ方や支援の仕方を調整できます。自分が信頼される側のときも、この二側面を意識すると伸ばすべき点が見えます。
解説詳細
信頼は能力と人格の二側面からなる
信頼は単一ではなく、少なくとも二つの側面に分けられます。一つは「この人は約束した成果を出す力がある」という能力への信頼、もう一つは「この人は誠実で、自分を裏切らない」という人格・誠実さへの信頼です。重要な仕事を安心して任せられるのは、両方が揃ったときです。どちらが欠けても、任せることへの不安が残ります。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの「能力だけで十分」では、有能でも約束を破る相手に身を委ねることになり危険です。Bの「人格だけで十分」では、誠実でも力不足の相手に重要な仕事を任せて成果が出ない事態を招きます。Cの「同じものだ」は、二側面の区別が任せ方の判断に役立つことを見落としています。二側面の両立を述べたDが適切です。